基本的な考え方
大塚グループでは、環境の取り組みにおける重要項目の一つとして「資源共生」を設定しており、その中でも、特に近年、世界規模で深刻な課題となっているプラスチック資源循環や海洋プラスチックゴミに関して、当社としても喫緊に取り組むべき命題だと考えております。
大塚グループでは持続可能な社会の実現を目指し、「大塚グループ プラスチックステートメント」を制定しました。
大塚グループ プラスチックステートメント
基本的な考え方
大塚グループが使用しているプラスチック製容器包装等のほとんどを飲料用PETボトルが占めているため、PETボトルの資源循環を推進することが化石燃料への依存を軽減し、地球環境の保全に貢献すると考えております。大塚グループはその原料にリサイクル原料や植物由来原料を使用することによって、グローバルにおいて持続可能なPET原料の割合を2030年までに100%、2050年までに消費者商品の全製品を対象に化石資源由来原料の使用をゼロにすることを目指します。
プラスチックビジョン2050
「消費者商品の全製品を対象に持続可能な社会に対応した容器包装の使用を目指します。」
- 化石資源由来プラスチックゼロ
- 植物由来原料・リサイクル原料・生分解性原料の使用促進
- リユース容器の使用促進
2030年目標
- PETボトルにおけるリサイクル原料と植物由来原料の使用を促進し、2030年までにリサイクル原料および植物由来原料の使用割合をグローバルで 100% にします。
- 飲料容器として新たな代替素材(紙製容器など)の採用と、既存の缶容器の使用増加を目指します。
- 飲料容器の再利用モデルとして、循環型販売モデルによるリユース容器の採用や既存のパウダータイプ製品等のマイボトル・スクイズボトルへの活用を継続・促進していきます。
- 飲料容器のリサイクル化と並行して、代替素材容器への活用を推進します。
PETボトルの資源循環を推進するためには、使用済PETボトルを再びPETボトルの原料として利用する必要があります。大塚グループでは、グローバルで使用済PETボトルを適正に回収し再利用する取り組みを、多様なステークホルダーと協働して推進していきます。
2022年7月改定
リサイクルPET樹脂を利用したPETボトルの販売開始
大塚グループで取り扱うプラスチック製容器包装については、飲料用PETボトルが大部分を占めていることから、2020年に「大塚グループ プラスチックステートメント」を制定し、2030年までにPETボトルにおけるリサイクル原料および植物由来原料の使用割合をグローバルで100%とする目標を掲げています。
大塚グループではプラスチック容器包装の軽量化や、ラベルレス製品の取り組みなど、これまでもプラスチック使用量の削減に取り組んできました。リサイクルPET樹脂を利用したPETボトルは、国内では、「ポカリスエット」や、「ポカリスエット イオンウォーター」、「アミノバリュー」、「クリスタルガイザー」などに展開しています。海外では、インドネシアのPTアメルタインダ大塚がリサイクル再生PET樹脂を30%利用したPETボトル容器の「ポカリスエット」を2022年8月に販売開始しました。
サステナブルな社会の実現に向けた容器包装
PETボトル水平リサイクル「ボトルtoボトル」を推進
大塚グループでは、使用済みPETボトルを、再びPETボトルへ再生する水平リサイクル「ボトルtoボトル」をはじめとする、プラスチックのリサイクルを推進しています。大塚製薬では、2022年11月、PETボトルの回収から製造、販売まで、アルテック(株)、(株)ジャパンパワーボトラーズと3社で包括的な連携協定を締結しました。また2023年2月には、徳島県鳴門市、豊田通商(株)と3者で資源循環のための連携協定を締結しました。行政や自治体、ビジネスパートナーとの協働のもと連携を進め、サステナブルな循環型社会の実現を目指していきます。