バイオダイバーシティ

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基本的な考え方

大塚グループは、地球に住む大自然の一員として、命のすばらしさに感謝し、自然がもたらす恩恵を未来につなぎ、世界に広げていきます。

活動指針

  1. 事業活動と生物多様性の関わりについて、理解を深めます。
  2. 生物多様性に影響を与える、事業活動に伴う環境負荷の低減に努めます。
  3. 国際的な取り決めに則った、生態系サービスを含む資源の持続可能な利用、遺伝資源の公正かつ衡平な配分に努めます。
  4. 国内外におけるステークホルダーとコミュニケーションを図りつつ、連携・協力して、生物多様性保全に取り組みます。
  5. 生物多様性に関する社会の意識醸成に貢献します。

生物多様性と事業活動のかかわり

具体的な取り組み

ビオトープ※1の設置

大塚製薬 徳島板野工場は「自然との共生」をコンセプトに、人と環境に優しい工場づくりを進めています。敷地は工場建設前のランドスケープを活かして設計され、もともと自生していた植物を植え戻すなど、従来の生物生息環境の維持に努めています。また、1998 年に「自然との共生」をテーマに工場設立と共に造成された全長約450mのビオトープは工場から排水される冷却水を再利用し、ヤゴ、タイコウチ、ひつじ草などの水生植物や生物が自然に生存できる環境を作っています。
2004年からは産官学民協働の「絶滅魚カワバタモロコ再生プロジェクト」に賛同し、淡水魚「カワバタモロコ※2」を放流し、希少種の保全をはかる取り組みを進めています。絶滅危惧種を復活させていることで社員の意識向上にも寄与しています。また、社会科見学にも活用され環境教育の場となっています。

  • ※1ビオトープ:工場の設立等によって失われた生態系を復元し、本来その地域に住む生物が生息できるようにした空間のこと。
  • ※2カワバタモロコ:環境省レッドリスト:絶滅危惧IB類。日本固有種で、コイ科に分類される淡水魚の一種です。全長は約5cmで、自然界においては約3-4cmの小型個体が主。静岡県から岡山県の太平洋や瀬戸内海沿岸部、四国東部(徳島県と香川県)、九州北西部(福岡県と佐賀県)に分布しています。
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