背景・目的
大塚グループは、社会課題を起点に新たな市場を創造し、同時に社会価値を創出するサステナビリティ経営を推進しています。本年、第4次中期経営計画に合わせ、新たに4つのマテリアリティとして「トータルヘルスケア企業として世界の人々へウェルビーイングを提供」「企業理念を実現する人財の育成と環境整備」「ビジネスパートナーと協働したサステナブルな社会の実現」「地球環境への負荷低減」を特定しました。
このうち、「地球環境への負荷低減」においては、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという2050年環境ビジョン「ネットゼロ」のもと、中期目標を掲げ、取り組みを行っています。本グリーンボンドによる資金調達により、再生可能エネルギーのさらなる活用、また新しい技術やソリューションの活用を通じた環境負荷低減を推進し、脱炭素社会ひいてはサステナブルな社会の実現を目指してまいります。
グリーンボンドの概要
名称 | 大塚ホールディングス株式会社 第4回無担保社債 (特定社債間限定同順位特約付) (グリーンボンド) |
大塚ホールディングス株式会社 第5回無担保社債 (特定社債間限定同順位特約付) (グリーンボンド) |
発行年限 | 7年 | 10年 |
発行額 | 100億円 | 100億円 |
利率 | 年0.911% | 年1.219% |
条件決定日 | 2024年9月13日 | 2024年9月13日 |
発行日 | 2024年9月20日 | 2024年9月20日 |
償還日 | 2031年9月19日 | 2034年9月20日 |
債券格付 | AA-(株式会社格付投資情報センター(R&I)) | |
主幹事証券会社 | 野村證券株式会社、大和証券株式会社、みずほ証券株式会社、SMBC日興証券株式会社 | |
ストラクチャリング・エージェント* | 野村證券株式会社 | |
第三者評価 | グリーンボンド・フレームワークについて、ICMAの「グリーンボンド原則2021」に適合している旨の第三者評価(セカンドオピニオン)をR&Iから取得 | |
資金使途 | ①再生可能エネルギー ‐太陽光発電設備(再生可能エネルギー設備)の導入 ‐蓄電池の導入 ②エネルギー効率(設備) ‐エネルギー高効率機器等の導入 ③環境適応製品、環境に配慮した生産技術およびプロセス ‐リサイクルPET樹脂等の環境負荷軽減に資する原材料調達 |
* グリーンボンド・フレームワークの策定およびセカンドオピニオン取得に関する助言などを通じて、資金調達の支援を行う者
グリーンボンド・フレームワークの策定および第三者評価(セカンドオピニオン)の取得
当社は、このたびのグリーンボンド発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則に定められている4つの要素(1.調達資金の使途、2.プロジェクトの評価と選定のプロセス、3.調達資金の管理、4.レポーティング)に関する方針を記載したグリーンボンド・フレームワークを策定しました。本フレームワークについては、ICMAの「グリーンボンド原則2021」に適合している旨の第三者評価(セカンドオピニオン)を株式会社格付投資情報センター(R&I)から取得しています。