第3次中期経営計画の最終年である2023年度は、医療関連事業においてグローバル4製品と位置付けた製品群のさらなる伸長とともに、新たな価値創造として、世界でも深刻な社会課題とされるアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションに対する新適応症のFDA承認取得、高血圧領域の新たな医工学テクノロジーである腎デナベーションのFDA承認取得と、大きな成果を得ることが出来ました。
ニュートラシューティカルズ関連事業では、人々の健康意識の高まりから、機能性飲料やサプリメントが順調に推移したほか、重点テーマとしている女性の健康分野においても、新たな北米企業の参画を得て、事業を拡充しました。
また、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという2050年環境ビジョン「ネットゼロ」への取り組みも着実に進捗しています。
本年は、第4次中期経営計画のスタートの年となります。これまでに生み出された事業の成果を次期投資へと循環させ、5か年の先にある未来を視野に成長を目指してまいります。
大塚グループのトータルヘルスケアを基盤とした経営は、人々の健康や幸福を表すWell-beingと高い親和性を有しています。予期せぬ変化が生じる社会・政治経済情勢のなか、今後も、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、大塚だからできるWell-beingを追求してまいります。
皆様におかれましては、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 兼 CEO